鉄道の仕組み

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瓜二つでも中身は別物!?113系と115系

国鉄型の代表的な近郊形電車といえば、なんといっても「113系」と「115系」ですね。全国各地で活躍し、数は少なくなりましたが今もなお活躍している、まさに国鉄型を代表する電車です。電車に興味がない方でも、この顔を見れば「ああ、見たことがある!...
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列車がちぎれたら任せろ!安全を守る最後の砦「貫通ブレーキ」

2024年9月19日(木)、古川〜仙台駅間を走行していた東北新幹線上り「はやぶさ・こまち6号」が315km/hで走行中に分離するという、信じられないような事故が発生しました。この影響により東北新幹線は約5時間にわたり運転を見合わせることに。...
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加速重視か速度重視か!?性能を左右する歯車比!

前回は「つりかけ方式」や「カルダン方式」といった鉄道車両の駆動方式についてお話させていただきました。構造がシンプルな反面、バネ下重量が重く高速走行に不向きなつりかけ式から始まり、現在では小型の交流モーターが主流となり中実軸平行カルダン方式が...
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電車の駆動方式の進化!つりかけ方式からカルダン方式へ

前回は軽量化の要素の一つ「ボルスタレス台車」について紹介させていただきました。「揺れまくら装置」という車輪からの振動を緩和するための装置を「空気バネ」に代用させることにより、大幅な軽量化を実現したというお話でした。  さて、今回も引き続き台...
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軽量化の救世主!?ボルスタレス台車

近年登場した鉄道車両は、従来の車両と比較して大幅に軽量化されています。それは、車体の素材を鋼鉄からアルミニウム合金またはステンレスにしたり、機器を小型化したりすることにより実現しているのですが、軽量化を語る上で外せないのが、台車の改良です。...
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軽くするハズだったのに!仇となった渦電流ディスクブレーキ

過去、新幹線の付随車(モーターが付いていない車両)には「渦電流ディスクブレーキ」という電気ブレーキが採用されていました。これは空気ブレーキと違って制輪子のような摩耗する部分がない非接触式のブレーキで、これにより編成全体のブレーキ力を均一に保...
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最新型なのにうるさい!?N700S系謎のキュルキュル音の正体とは?

ホームで新幹線を待っていると、キュルキュルと一際大きな音をたてて停車する新幹線車両がいます。古い500系か700系かと思いきや、何と犯人は最新型のN700S系です。鉄道は新しくなれば新しくなるほど、騒音が減って静かになるイメージがありますが...
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ただちに停止!在来線で地震に遭遇したら?

2024年8月8日(木)に発生した宮崎県での震度6弱の地震をきっかけに、気象庁は南海トラフ地震の臨時情報を発表、関係地域では列車の運休や徐行運転が行われています。  前回は新幹線の脱線・逸脱対策についてお話させていただきました。「地震防災シ...
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脱線・逸脱を防げ!新幹線の地震対策

2024年8月8日(木)、宮崎県で震度6弱の地震が発生し、気象庁は初めて巨大地震への注意を呼びかける南海トラフ地震の臨時情報を発表しました。影響は交通機関にも広く及び、関係地域では列車の運休や徐行運転を余儀なくされています。  ほぼ全線にわ...
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進化する道床!目指せメンテナンスフリー!

「線路をイメージしてください!」と言われたら、あなたはどのような線路を思い浮かべますか?たいていの方は、砂利の上にまくらぎが並べてあり、その上をレールが通してある線路を思い浮かべると思います。まくらぎを支えている部分を「道床」といい、砂利が...